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SAPとSalesforceを連携するメリットとは?よくある課題と解決方法

営業情報と基幹システムが分断されていませんか?

多くの企業では、営業活動はSalesforce、会計や購買、在庫管理などの基幹業務はSAPで管理しています。

それぞれのシステムは高い専門性を持っていますが、適切に連携されていない場合、さまざまな業務課題が発生します。

例えば、

  • 営業担当者が同じ情報を複数システムへ入力している
  • 顧客情報や受注情報に不整合が発生している
  • リアルタイムで売上や受注状況を把握できない
  • システムごとに管理方法が異なり、運用が属人化している

こうした課題を解決する方法として、多くの企業がSAPとSalesforceのシステム連携に取り組んでいます。

近年では、単に2つのシステムを接続するだけでなく、それぞれの強みを活かしながら企業全体のデータを統合し、AI活用も見据えた経営基盤を構築する考え方が広がっています。この「ERPとCRMを連携させる次世代のシステムアーキテクチャ」については、「SAP S/4HANA CloudとSalesforce連携が実現する次世代の経営基盤」でも詳しく解説しています。

本記事では、SAP・Salesforce連携のメリットや導入時によくある課題、そしてプロジェクトを成功させるためのポイントについて解説します.

なぜSAPとSalesforceを連携する企業が増えているのか

近年、多くの企業が「すべての業務をERPで管理する」という考え方から、「最適なシステムを組み合わせる」アーキテクチャへ移行しています。

Salesforceは営業活動や顧客とのコミュニケーションに優れたCRMであり、SAPは企業の基幹データを管理するERPとして高い信頼性を持っています。

それぞれの強みを活かしながら連携することで、業務効率とデータ品質を大幅に向上させることが可能になります。

この考え方は、現在ではSystem of EngagementSystem of Recordというアーキテクチャとして広く採用されています。

SAPとSalesforceを連携する5つのメリット

1. 二重入力をなくし、業務効率を向上できる

営業担当者がSalesforceへ入力した情報を、そのままSAPへ自動連携することで、ERPへの再入力が不要になります。

入力作業の削減だけでなく、入力ミスや情報漏れも防ぐことができます。

2. データの整合性を維持できる

システムごとに異なる顧客情報や商品情報を管理していると、データの不一致が発生しやすくなります。

SAPをマスターデータ管理の基盤とし、Salesforceと自動同期することで、企業全体で一貫したデータ管理を実現できます。

3. リアルタイムな経営判断が可能になる

営業部門と管理部門で異なるデータを見ていると、正確な経営判断が難しくなります。

システム間でデータをリアルタイムに連携することで、

  • 最新の受注状況
  • 売上実績
  • 顧客情報
  • プロジェクト状況

などを部門横断で共有できるようになります。

4. ERPの利用負荷を軽減できる

営業担当者全員がSAPを操作する必要はありません。

営業はSalesforce、経理や購買はSAPというように役割を分担することで、ERP利用者を最小限に抑えられます。

結果として、

  • 教育コスト
  • 運用負荷
  • ヘルプデスク対応

なども削減できます。

5. AI活用の基盤になる

近年、AIを業務へ活用する企業が急速に増えています。

しかし、AIはデータが分散していては十分な力を発揮できません。

SAPとSalesforceを連携し、企業全体でデータを統合することで、

  • AIによる営業分析
  • 売上予測
  • 経営ダッシュボード
  • AIエージェントによる業務支援

など、将来的なAI活用の基盤を構築できます。

SAP・Salesforce連携でよくある課題

一方で、SAPとSalesforceの連携にはいくつかの課題もあります。

データ項目の違い

SAPとSalesforceでは、同じ「顧客情報」であっても管理項目や構造が異なります。

どの項目をどのように対応付けるかを事前に整理することが重要です。

マスターデータの管理ルール

顧客情報や商品情報をどちらのシステムで管理するのかを明確にしておかなければ、データの不整合が発生します。

System of Recordを明確に定義することが成功のポイントです。

業務プロセスの見直し

システム連携だけを行っても、業務そのものが非効率では十分な効果は得られません。

「どの業務をどのシステムで行うべきか」を整理したうえで連携を設計することが重要です。

APIや連携基盤の選定

SAP S/4HANA CloudではAPIを活用した連携が標準となっています。

そのため、APIに対応した連携基盤を活用することで、保守性や拡張性の高いシステム構成を実現できます。

SAPとSalesforce連携を成功させるポイント

多くの企業では、「SAPとSalesforceをどう接続するか」という技術面に注目しがちです。

しかし、本当に重要なのはシステムではなく業務設計です。

成功する企業は、まず以下を整理しています。

  • どのシステムを誰が利用するのか
  • どのデータをどちらで管理するのか
  • どのタイミングでデータを連携するのか
  • どこまで自動化するのか

この設計が明確になれば、システム連携は比較的スムーズに進めることができます。

AGI時代を見据えたシステム連携へ

SAPとSalesforceの連携は、単なる業務効率化のためだけではありません。

企業全体のデータを統合し、AIを活用できる経営基盤を構築するための重要なステップでもあります。

これからの企業には、

  • ERP
  • CRM
  • ワークフロー
  • 文書管理
  • プロジェクト管理

などをシームレスに連携させるアーキテクチャが求められます。

SAPとSalesforceの連携は、その第一歩と言えるでしょう。

SAP・Salesforce連携ならフリーダムにご相談ください

フリーダムでは、SAP S/4HANA CloudとSalesforceを中心とした企業システムの設計・導入・連携をご支援しています。

単にシステムを接続するだけでなく、

  • 業務プロセス設計
  • システムアーキテクチャ設計
  • データ統合基盤の構築
  • ASTERIA Warpを活用したデータ連携
  • AI活用を見据えたシステム設計

まで一貫してサポートしています。

また、SAPとSalesforceの連携を効率化する独自アセット「Sシリーズ」を活用することで、導入期間の短縮や開発コストの削減も実現しています。

SAPとSalesforceの連携をご検討中の企業様や、ERP・CRMの最適な役割分担についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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